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「将棋駒研究会」会友出品作
―展示即売・参考出品・その他―

 
 「将棋駒研究会」(2010年11月13日・14日に開催)の展示即売会に出品された作品を、ほんの一部ですがここに掲載します。出品作は全部で60作くらいで、他に駒木地なども会場に数多く並びました。
 会友のみなさんは、北田義之(号・如水)会長をはじめとするよく知られた駒師をはじめ、作りはじめたばかりの初心者まで数多くいらっしゃいました。会場にいらしたみなさんは、会友の手作り駒をじかに堪能してくださったようです。
  なお、写真横の「←写真拡大」をクリックすれば、大きな写真がご覧いただけます。


「将棋駒研究会」展示即売会他ページへ[▼開催会場メモリアル▼会場抽選プレゼント駒・当選者発表

展示即売会出品作

北田義之(号・如水)

清安書島黄楊赤柾盛り上げ駒・如水作

作者コメント
不思議なことに、影水師の駒には「源兵衛清安書」と呼ばれている書体がないが、この「清安書」が影水師の「源兵衛清安書」らしい。私の好きな書体である。


増山雅人(号・酔棋)

法眼董齊書島黄楊杢盛り上げ駒・酔棋作(売約済み)

作者コメント
展示会向けの新作。詳細は「法眼董齊(▼別項参照)」を。


清龍島黄楊柾目彫り駒・酔棋作

作者コメント
展示会向けの新作。詳細は「清龍 (▼別項参照)」を。その他の展示会出品作は、「酔棋好(▼別項参照)」「長録(▼別項参照)」「奥野錦旗(▼別項参照)」それに非売品出品の「水無瀬(▼別項参照)」の計6作となる。


上村眞一郎(号・江仙)

銀砂島黄楊柾目梨子地漆彫り駒・江仙作

作者コメント
創作したオリジナル書体。「梨子地漆」を使った駒で、呂色とは違い少し枯れた雰囲気を出した。 漆は厚すぎないよう注意しながら4回塗っている。


淡斎島黄楊根杢彫り駒・江仙作

作者コメント
創作したオリジナル書体。細い筋が走っているような部分が多い根杢なので、時間がたって油がしみ込むとものすごく模様が出るはず。杢の模様に負けないよう、駒字は濃い呂色にしている。


蜂須賀 薫(号・蜂須賀)

水無瀬書島黄楊根杢彫り駒・蜂須賀作

作者コメント
盛り上げ用にしても十分なくらいの味わいの駒木地に、あえて彫りで表現した。


峯書島黄楊柾彫り駒・蜂須賀作

作者コメント
使い込んで歳月を経ると、徐々に模様が出てくる斑入りの駒木地。 それが、より書体を引き立てている。


池田登志男(号・三升)

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宗歩好薩摩黄楊杢盛り上げ駒・三升作

作者コメント


中沢貞夫(号・蛍雪)

中澤書中将棋島黄楊柾目盛り上げ駒・蛍雪作(売約済み)

作者コメント
駒数が多く(予備歩を入れて94枚)大変だった。字母紙も自分で作成した。


二見菊男(号・菊一)

源兵衛清安書島黄楊柾目彫り駒・菊一作

作者コメント
彫り駒の端正なV溝を大切にしている。


樋村和己(号・道和)

山華石島黄楊板柾彫り駒・道和作(売約済み)

作者コメント
書家銘という以外は詳細不詳の書体。本に影水作の彫り駒の写真があり、あこがれて製作。出来上がったあとはその未熟さに軽く鬱状態だった。木地を研磨するしか立ち直る方法はないようだ。

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